事故の多い日はどんな日でしょうか。
事故にもいろいろな事故があります。追突事故。交差点での事故。自損事故。いずれも、確認不足や、些細な原因で起こるものです。
弊社では数多くの事故現場に出向くことが多いのですが、事故の多い日は確かに存在します。特定の事故が特定の日に多い。本日はそんな事故の多い日についてお伝えいたします。あくまで弊社担当者が感じたことですので参考までにお読みください。
まずは追突事故。これは晴れた日に多く起こっています。季節はあまり関係なく、雨の次の日のカラッと晴れた日や、寒さが緩んだ冬の好天日によく起こっています。
次は交差点での事故。これは圧倒的に早朝、夕方の通勤通学の交通量が多い時間帯に集中しています。特に車両の損害が大きい事故や、怪我を伴う人身事故は、夕方の薄暗くなる時間に多く起きています。
交通量が多いと必然的に事故にあう確率は高くなりますが、薄暗くなる時間は人間の視力機能が原因で起こる事故も増えると思っています。
人間の視力には、明順応と暗順応という光量に適応する能力があります。
明順応は暗→明への視力の順応で、夜行性でない人類は早い時間で対応することができます。暗順応は、明→暗への視力の順応で、人類はこの順応に時間がかかります。
暗順応の例として、夜寝る際に部屋の電気を消した時に、数分経って部屋の中が少しづつ見えるようになりますよね。これが暗順応です。
冬の帰宅時に、明るい職場から暗い道を運転して帰宅する際、職場からすぐの場所で事故を起こしてしまった。交通量も多く暗順応も十分にできていない。こんな2つの要因で起きる事故が多い気がします。
また、交差点の事故は一旦停止の見落としがとても多いのも特徴です。停止したつもりでも、左右の確認が不十分なために事故が起きてしまうことがとても多いのです。
優先道路を通行している車両からすると、相手は一旦停止義務があるから停まるだろうと思っているとそのまま交差点に進入してくるものだからたまりません。私は優先道路を走っている時も、交差点に進入する前に必ず減速します。減速すると一旦停止義務のある側の車が、譲ってくれたと勘違いしてそのまま交差点に入ってきてしまうことがよくありますが(笑)
夕暮れ時は、なかなか難しいのですが、スピードを控えめで車間距離をとること。そして交差点では減速し、徐行運転することをお勧めいたします。早めのライトオンも、自分の存在を相手車両に気づかせるためにもとても有効です。教習所で習ったことそのままですが、これが事故を予防するためにはとても有効です。
自損事故。いわゆる自爆ですが、これは居眠り運転や、わき見運転がほとんどです。ふと目を離した瞬間も車は思っている以上に進んでいます。ふと気づいたらガードレールすれすれを走っていた。ヒヤッとした経験をした方は私だけではないはずです。
また、ここ数年で気づいたことがあるのですが、満月や新月の日は事件や事故が多いといわれますが、満月や新月の2~3日前に弊社では事故が多発していると思います。今回のスーパームーンの前2~3日で事故の入庫が爆発的に増えました。
追突事故を筆頭に、交差点での事故、軽微な損傷の自損事故、なぜか満月新月の2~3日前に事故が多発しているのです。今回は雨が降っていたり、霧が出ていたり、それ以外の要因もあるのでしょうが、とにかく何か満月新月が事故に関係しているのではないかと疑わずにはいられません。
事故は起こそうとして起きるものではありませんが、ふとしたことがきっかけで起きてしまいます。安全運転を心がけましょう