アイドリングストップ車やコンピュータ制御など現在の車は日々進化しており、それらについて今までもお伝えしてきましたが、ちょうどそんなところにトラブルです。
弊社にてお買い上げいただいたダイハツの未使用車、いわゆる新古車が、しばらくエコアイドル警告灯が点滅し、何日かするとバッテリーが上がってしまったとのことでした。
これからアイドリングストップ車の故障も出始めると思いますので、参考までにお伝えいたします。
まずはバッテリー電圧チェック。非常に弱い。だからエコアイドルが作動せずに警告灯が点滅していたのかな?でもまだバッテリーが上がるには早すぎる。ほかに原因はないのかなと探ってみました。
コンピュータ診断機でチェック。P1602始動時電源電圧低下異常。バッテリーに問題があるのは間違いない。新古車といえど新車保証継承をしっかりとしてあるので、念のためにダイハツディーラーへ。結果は問題なし。
バッテリーが弱っているので、アイドリングストップ車専用のバッテリーに交換してみました。でもエコアイドル警告灯は点滅したまま。これはどういうことだと四苦八苦して調べました。
コンピュータ診断機で消そうとしても警告灯は消えません。整備マニュアルを見ると、診断機では消せないので、ヒューズボックスの中のECU-BとBACKUPを抜いて1分放置とのこと。
その通りにしてみると、あっさりと消えました。コンピュータ診断機でも消去不可能なエラーコードが最新の車にもあるとは思いませんでした。
このように、コンピュータ診断機がないと今の車はトラブル対処できないことが多いのですが、そのコンピュータ診断機を使用できない対処の方法もあるのです。
今回はおそらくバッテリーの初期不良が原因ではないかと考えられますが、バッテリーを変えておしまいで済まないのが今の車です。
皆様も便利な車のトラブルは案外面倒なことが多いので、定期的な点検は必ず行ったほうがよいと思います。
1.アイドリングストップ車のバッテリー上がりには注意。バッテリー交換以外の作業が必要なこともある
2.ダイハツ車のアイドリングストップ警告灯はコンピュータ診断機では消去できないものもある(すべてがそうではありません)
3.定期的な点検整備は必ず行いましょう
4.診断機のある工場を選びましょう
「追記」
多くの方が「ダイハツ エコアイドル 点滅」と検索をかけて弊社サイトにいらっしゃっていただいております。エコアイドル点滅の事例が多いようですので、画像も添付して再度ご案内いたします。